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パリ・パラリンピックに小田原市出身の鳥居選手が出場!

8月28日開幕のパリパラリンピックに小田原市出身の鳥居 陽生(とりい はるき)選手がゴールボール日本代表選手として出場します。
小田原からパリへ!! 鳥居選手の活躍をみんなで応援しよう!

鳥居選手コメント
 小田原で生まれ、幼少期から野球チームに入団。酒匂河川敷や市民グラウンド(消防署横)などで練習や試合に汗を流し、抱いた夢は甲子園出場。中学時代は、硬式シニア野球に挑み、高校は憧れの相洋高校野球部に入部しました。
 しかし高校1年の冬、突然襲われた視力低下の病(レーベル遺伝性視神経症)により野球を断念。
 なにかスポーツを続けたい一心でパラスポーツを探していたところ、さまざまな縁を通しゴールボールと出会い、高校2年の冬に競技開始。
 これまで通り野球で培った体力や技術を維持させるため、授業後は他部員に交じって大雄山線に乗り、穴部球場にてトレーニングを継続。高校卒業まで、部活とパラスポーツの二刀流の生活を過ごしました。

 ゴールボールは、互いにボールを投げ合いゴールさせ得点を競う競技。視力の障害度合を均等にするためアイシェードという目隠しで一切の視覚を遮断。ボールの大きさはバスケットボールとほぼ同じ(直径24㎝・周囲約75.5㎝)で、重さはバスケットボールのほぼ2倍の1.25㎏。硬いゴム製で、鈴入りのため空気が入っておらず、バウンドしにくいという特徴があります。
 競技の魅力は、相手や味方の気配を感じ取り投げ出しの場所を読んだり、ボールの鈴の音で速さ・位置・バウンドの高さを予測するなど、全身の感覚を研ぎ澄ますところが楽しく、また、チームで練った難易度の高い作戦が成功し、得点に繋がった時が一番嬉しい瞬間です。

 その中で私が得意とするプレーは、野球投手時代に鍛えた下半身や腕の振りを活かした推進力のあるバウンド、日々の実践練習や瞬発トレーニングで習得したコートを広く使う移動攻撃です。

 パリパラリンピックでは日本代表の誇りを胸に、応援してくださる小田原市民の皆さんをはじめ、今に至るまでに支え励ましてくださった方々へ感謝を込め、一球一球に全力を尽くします。
たくさんの応援をよろしくお願いします。